久野

音楽が大好き！夢を追って東京へ

昔から音楽が大好きで、高校卒業後は東京の音楽専門学校に通いました。専攻していたのはギター。学校を卒業してからも、音楽を続け東京のお店でブルースやジャズを披露していました。

毎日100件の飛び込み営業。そして挫折

26歳で音楽で生活することを辞め、地元の岐阜へ戻ってきました。その時は特にやりたい事はなく、“クリエイティブ”なことができれば…と考えていました。就職活動をする中で、住宅営業の求人票を見て、スーツを着て家を売る姿が何だかカッコいいというイメージから応募。

大手ハウスメーカーの新築営業マンとなったのです。入社をしてから、毎日100件以上の飛び込み営業をして受注をしてくるように先輩から言われました。何も教えてもらえない中、数字とノルマが課せられ、“とりあえず行ってこい”といったスタイル。約1年、毎日毎日各ご家庭を回り続けましたが、全く受注できずに挫折。転職をすることを決意しました。

縁を感じる人との繋がり

森住建との出会いは仲間の紹介でした。メーカー時代から繋がりのある仲間が森住建に勤めていて、「森住建っていう会社にいるんだけど、アットホームでいい会社だよ」と教えてくれました。
飛び込み営業ばかりで全く売れない毎日からの脱却でした。地元の同級生も、森住建で働いていることも分かって、不安ばかりの転職ではありませんでした。

売れない新築営業マン、新たなフィールドへ

森住建に入社して、新築営業課に配属されました。メーカーで働いていたとはいえ、建築の知識はゼロ。先輩に付いて建築知識を身に着けていきましたが、相変わらず新築の受注をすることはできませんでした。

転機は、入社して数ヶ月が過ぎた頃に行われた完成見学会で、お家のリフォームをしたいと来場されたお客様との出会いでした。お話をしていく中で、私の人柄を気に入っていただけたのか、工事を任せてもらえることになったのです。営業人生で初めての“自分のお客様”でした。初めてのリフォーム、初めてのお客様、毎日毎日工事が終わるまで朝晩現場に通いました。先輩のバックアップもあり、無事に工事が完了。

お引渡しの日にお客様へ感謝の気持ちを込めて、お客様が好きだという曲を、私がギターで演奏し、先輩が歌を歌ってプレゼントしました。お客様が流したうれし涙は忘れられません。その工事をきっかけに、リフォームの営業に異動。お客様のお困りごとをお聞きし、現場に入って職人さんと工事を行い、完成する所まで一貫して関わることができる事が面白く、リフォーム営業であることがすぐに好きになりました。チラシを自分たちで作ってポスティングをしたり、とにかく毎日がむしゃらでした。

リノベーション事業部発足、全国大会で4位の成績を残す

リフォームを専任で行う仲間や後輩が少しずつ増え、社内でもリノベーション事業部が発足。事業部の部長を任されるまでになりました。森住建リフォームの知名度をアップさせていくために頑張らなくてはいけない！という思いでいっぱいでした。同時に楽しくもありました。今までやったことがない、2週間に1回のリフォームイベントを開催。

リノベーションメンバーみんなも頑張ってくれました。また、同業他社の方とも積極的に交流しました。他社での成功事例や、自分たちが知らなかったことをどんどん取り込みました。そんな日々を積み重ねていく中で、LXILリフォームショップ新築二世部門で販売棟数全国4位をいだくことになったのです。

リノベーション事業部が発足して間もない頃でしたので本当に驚きでした。お客様のお困りごとを解決して喜んでいただくためにやってきた事の積み重ねが、「俺達と一緒に、いい仕事しようぜ」の『1つの見える形』としてこの受賞に繋がったのだと思います。